特殊機材やバイクは調査に必要ないけれど使いこなせる事は大事かもしれない

誇大広告チェックポイントシリーズ6回目は特殊機材とバイク

こんにちは。管理人のエスポワールです。探偵事務所の公式サイトを閲覧したり、比較する際のチェックポイントを解説していきます。

今回のテーマは特殊機材とバイクです。具体的には、探偵事務所で調査に使用する高性能カメラの紹介とバイクでの尾行についてです。

そして、まず最初に結論を申し上げます。
「高性能カメラやバイクも使う機会がほとんどありません。結局、高性能カメラやバイクも、探偵が特別なスキルの持ち主であることのアピール・印象付けにの為に存在している訳ですが、これらを使いこなせる探偵がいるならば少しは心強いかもしれない」というものです。

以下に詳細を解説していきます。

高性能カメラといっても市販のカメラにすぎないが、調査の現場ではほとんど使わない

高性能カメラとは具体的には望遠用カメラ、暗視用カメラ、小型カメラです。

望遠用カメラに関しては使用する機会そのものがありません。一般的なカメラのズーム機能で十分です。肉眼ですら確認できないほどの遠くの対象物の動きをカメラのレンズ越しに捕捉するようなことはしません。

次に暗視用カメラですが、こちらも一般的なカメラの機能で十分です。ただ、過去の調査で周囲の明かりがほとんどない海辺の敷地のど真ん中に調査対象者と浮気相手を乗せた車が3時間停車したことがあり、車内で何をやっているかの確認・撮影の際に暗視カメラがあればよかったなと思ったことがあります。

小型カメラに関しては必要なタイミングが来たときは物凄くほしいというアイテムです。具体的には、カメラだけを外に出して少し離れた場所に映像を飛ばす時に使用します。小型カメラに関しては高性能化と低価格化が進んでおり、小型カメラの将来性には注目しています。

尚、高性能カメラに関しては私はあまり詳しくありません。普通のハンディカメラを3台しか所有していませんし、現場には2台しか持っていきません。そして、あまりカメラに詳しくない大きな理由は、使うタイミングがほとんどないからというだけでなく、私の勤務していた探偵事務所ではカメラの購入費用が個人負担だったからです。普段の調査で使用するカメラに関しては自費で購入しますが、使う機会がないカメラまでは自己負担したくないというのが本音だったのです。

会社の方針としてバイクを使わなかった

次にバイクに関して解説します。実はバイクに関しては高性能カメラ以上に詳しくありません。その理由は、所属していた探偵事務所がバイクの尾行を禁止していたからです。バイクが禁止されていた理由は、バイクの存在そのものが非常に目立つということと、バイクでの尾行が危険だからです。 

また、実際の現場でもバイクがあればいいなと思うこともほとんどありませんでした。ただ、バイクでの調査が可能であることをアピールする探偵事務所が存在していることも知っているので、もしかすると私が知らないバイクの活用のノウハウがその探偵事務所にはあるのかもしれません。ただ、それでもやはりバイク1台とドライバーを用意するよりも、自動車を追加で用意する方が効率的だと思います。

ですから、バイクでの調査を行わないという会社の方針に関しては全面的に賛成の立場でしたし、今でも同様の考えです。

ただ、それでも高性能カメラやバイクを扱うことができれば優秀な探偵なのかもしれない

では、調査の現場では全く使用しない高性能カメラの知識やバイクの運転技術は無駄なのでしょうか。はっきり言って、それは全く無駄ではありません。

理由は、高性能カメラを使用した経験や知識が既存のカメラを扱う際にも役に立つからです。普段、私たちはビデオカメラの性能を完全に理解しない状態で操作しており、そのことに不自由を感じません。しかし、特殊なカメラを少しでも扱った経験がある人は既存のカメラの能力を十分に引き出す知識やアイディアが普通の人よりも確実に豊富です。それが調査の現場に役に立つときがあるのです。

バイクに関しても同様です。探偵事務所の入社試験ではバイクの免許の有無を聞かれることがあります。調査の現場で運転する機会が無くてもバイクの免許を持っている事が大事だからです。その理由は、バイクの免許を持っている人の方が持っていない人と比較して自動車の運転技術が高い傾向があるからです。つまり、自動車の運転技術の優劣がバイクの免許の有無によって判断されるのです。ちなみに私の場合はバイクの免許を持っていますが、自動車の運転はそれほど上手くありません。

結局、特殊機材やバイクのアピールに関しては探偵事務所の代表の趣味や趣向が前面に出ている感じがして個人的には嫌いではありません。ただ、繰り返しになりますが調査の現場ではほとんど使用しません

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