調査を依頼するおよその日時と契約時間を最初に決める
こんにちは。管理人のエスポワールです。今回から探偵事務所の選び方に関して具体的に解説していきます。
探偵事務所選びで、最初にやるべきことは、調査を依頼するおよその日時と契約時間を決めることです。探偵事務所を選んでから日時と契約時間を決めてはいけません。この件に関しては今も昔も、そして、未来においても決して変わることのない大原則です。例外はほとんどありません。
大事なことなのでもう一度書きます。
「探偵事務所を選ぶ前に調査を依頼するおよその日時と契約時間を決めてください」決まらないうちに探偵事務所選びを始めないでください。
以下に詳しく解説していきます。
なぜ調査を依頼する日時と契約時間を先に決めなければならないのか
調査を依頼する日時を決めておく理由は、複数の探偵事務所に調査費用の見積もりを出してもらうためです。もちろん、必ずしも決めた日時に調査をする必要はありません。あくまで目安です。
依頼者にとって探偵事務所に調査を依頼する際に最も気になることは、「調査費用がいくらになるのか」です。しかし、探偵事務所に調査時間すら把握できない状態で「調査料金はいくらですか?」と問い合わせても、探偵事務所は答えられません。
その為にも、およその調査時間は依頼者側で決めなくてはならないのです。もちろん、調査の進捗状況次第では調査の中断や延長も可能です。
とにかく、探偵事務所から調査費用のおよその金額を引き出してください。
調査を依頼するおよその日時と契約時間の具体例
以下に簡単ではありますが、およその日時と契約時間の簡単な例をまとめます。この程度であれば探偵事務所から調査費用の見積もりを引き出すことができます。
調査対象が男性の場合
- 18時の退勤から、23時の帰宅までの5時間を月曜から金曜まで合計25時間。
- 外出する土日のいずれかの週末は7時から22時までの15時間。
- 1週間でおよそ40時間。
- 基本的に車両は使わない。
調査対象が女性の場合
- 12時から18時までの日中の6時間を月曜から金曜まで。自宅から調査。
- 1週間で合計30時間。
- 自家用車で移動する。
- 自家用車に取り付けたGPSの位置情報次第では、夜中でも即時調査を開始する。
探偵事務所から見積りを取る場合、最低限この程度は必要です。もちろん、見積りの金額に追加料金が発生するケースなども確認する必要があります。
因みに、私の勤務していた探偵事務所であれば上記の2ケースの場合、調査費用は追加料金なしで100万-120万くらいの見積りを出すと思います。
調査のおよその日時を決めなくてよい例外
しかし、調査のおよその日時と契約時間を決めない例外があります。
それは、「調査をした結果、何もありませんでした」という調査結果を良しとして受け入れることができる場合です。つまり、パートナーの浮気を確信した上での調査依頼ではなく、浮気そのものが不確定であることが前提の調査です。
このような調査であれば、探偵事務所の担当者と具体的な調査の日時や契約時間をある程度の予算を伝えた上で契約時間を決めてよいと思います。
そうすれば、探偵事務所にとって調査現場が少なく、人員に余裕がある日時に調査に入ります。もしもパートナーが浮気相手と思われる人物と接触があった場合に再度契約の見直しや延長を再度交渉することになります。
パートナーが純愛で一途かどうかの確認目的での探偵事務所との契約は勧めない
しかし、探偵の立場からあまり断言する筋合いはないのですが、パートナーの純愛の確認目的での探偵事務所と契約はやめた方がよいでしょう。
理由は、調査が発覚してしまった場合、依頼者の立場が非常に悪くなるからです。また、調査費用が一般的に高額なので、同じ金額を探偵事務所の調査に使うよりも、パートナーとの別な形でのコミュニケーションに使うべきです。
探偵事務所の担当者もこの事は認識していますが、やはり売上げを稼ぐ営業社員ですので、契約に対して後ろ向きな発言はしないのが現状なのです。
結論、探偵が判断する適切な調査期間は最大72時間・最短6時間
適切な調査期間というのは本来であれば状況により異なる為、強く断言する探偵事務所や探偵事務所紹介サイトは存在しないと思います。
しかし、ここではあえて今までの経験を踏まえて数字を出します。ズバリ「延長時間込み、ものすごく長くても72時間」です。
パートナーの浮気の証拠を撮るのが探偵の仕事ですが、当然のことながら、パートナーが浮気相手と接触しない限り、浮気の証拠を撮影する事は不可能です。
ですから、依頼者がこれだと決めた期間の72時間にパートナーが浮気相手と接触しない場合、これ以上調査しても時間の無駄になる可能性が経験上非常に高いのです。
また、調査費用に関しても36時間契約の約2倍の費用が掛かってしまっても、証拠を撮れる確率が2倍にはなりません。
一方、いくら短くても最短6時間は必要です。理由はラブホテルの最短の休憩時間が2時間だからです。ですから、パートナーが外出し、浮気相手と接触、軽くデートしてラブホテルイン、ラブホテルアウト、パートナーが浮気相手と別れて、浮気相手の自宅を割り出すとなると、最低6時間は必要なのです。
もちろん、非常に稀なケースですが、依頼者の事前の準備が周到でクレバーであれば可能です。
よって、探偵の私が導き出す結論は、「最短6時間、最長72時間」としたいと思います。
次回、調査時間に関する補足説明と調査時間の決め方をテーマにまとめます。
何度も繰り返して申し訳ないのですが、およその調査期間と調査時間が決まるまでは探偵事務所選びをする必要はありません。