浮気調査中の経過報告を拒否する探偵事務所はダメ

浮気調査中の経過報告とは

こんにちは。管理人のエスポワールです。今回のテーマは浮気調査中の経過報告についてです。

浮気調査中の経過報告というのは、浮気調査中に依頼者が現場の探偵に調査の状況を聞く事や探偵事務所が依頼者に状況を報告する事です。

浮気調査の実態を知らない人からすると、「依頼をしたのだから契約時間中でも調査の進行状況を聞くのは問題ない」と考えるはずです。

ただ、途中報告を問題ないと考える探偵事務所はあまりなく、正確には、「本当は経過報告をすべきだが、あまり報告したくない」といったところだと思います。そして、あえて途中経過の報告について触れることなく契約書にサインをしてもらおうと思っているはずです。

もちろん、常識的に考えれば、依頼者が調査の進行状況を聞くことは何の問題もなく、「調査時間中に調査の進行状況を聞くことは当然であり、それを嫌がる、拒否する探偵事務所とは契約すべきではない」とうのが私の結論です。

それでは、なぜ探偵事務所が途中報告を嫌がるのかをまとめたいと思います。

途中報告による調査の打ち切りをものすごく嫌がる

まず最初に、探偵事務所の窓口担当者は依頼者に対して嘘をつくことはあまりないかもしれませんが、知っていることを隠すということを平気でやります。

隠し事をする理由は、報告する事によって調査契約が途中で打ち切られることをものすごく嫌がるからです。そして、ここからが大事な事なのですが、「浮気調査は失敗しても、仮にうまくいっても途中で打ち切られる理由が発生してしまう」のです。以下に詳細をまとめます。

調査が失敗した場合

浮気調査中に「尾行中に見失いました」と依頼者に報告した場合、依頼者は「ここの探偵事務所はダメだな」と感じます。特に、調査の契約の際は探偵事務所の誇大広告に依頼者側も洗脳されていますから、探偵に非が無いようなミスであっても依頼者の期待を大きく裏切ることになり、途中解約に至ります。失敗によって解約されるのであれば、ある意味仕方ありません。

ただ、現場の探偵の立場からすると、「現場の探偵は絶対にミスをしない」というような大げさな表現で契約を取るようなことに問題があるのではないかと思う反面、「でもミスったのは自分だし強く言えないな」というような複雑な心境です。

調査が成功した場合

浮気調査中に「浮気の証拠を押さえました」と依頼者に報告した場合、契約時間の後半や終盤であれば問題ありません。しかし、調査時間の序盤や前半戦に証拠を押さえた場合、依頼者にとっての目的が早々に達成してしまい、調査の目的の達成を理由に依頼者が契約の途中解約を選択してしまうことがあるのです。このことにより、本来の契約時間・契約金額の満額が支払われないという事態が発生します。

このような事態は探偵事務所からすると、見込める売り上げが少なくなってしまったということになるのですが、あくまでこれは探偵事務所側の勝手な都合なので依頼者が気にする必要は全くありません。

もちろん、現場の探偵の立場からすると、証拠を押さえた後の契約時間の消化を目的とした調査は非常に楽です。理由は、調査対象者を尾行中に見失ったりしても調査の大きな目的を達成している分、依頼者から大きなクレームが発生することがないことが明らかだからです。

しかも、調査の目的を達成しているにもかかわらずリスクを取りすぎるような調査をした場合、今度は調査の発覚可能性を高めてしまうため、個人の判断というより、会社の方向性として「あまり張り切らないでね」と指示が出るのです。

もちろん、依頼者の為には1ミリも貢献しておらず、すべて会社の売り上げ維持のための行動ということになります。

浮気調査中の経過報告を聞く際の注意点

最後に、浮気調査中の経過報告を聞く際の注意点についてまとめます。大事なことは、「結果を早めに知っても動揺せず、冷静にふるまう」です。

依頼者にとって浮気調査は今後の人生を左右する勝負事である場合が多いので、結果を早く知りたいという考えは非常に理解できます。

しかし、調査が成功しても、失敗しても、一旦は冷静にふるまうことが大事です。結果を知ってどうするか。どの程度が調査で判明して、どの程度が不明なのかを報告書を見てから判断しても遅くはありません。

そして、依頼者の動揺、不自然な振る舞いが調査対象者に浮気調査の存在を知られてしまう可能性があります。調査の途中経過によって調査を継続するかどうかは依頼者の判断によりますが、その後は動揺せず振る舞い、冷静に判断することが大事です。

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