旅行案件の浮気調査に関するまとめ

旅行案件の浮気調査でできることの詳細

こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は旅行案件の浮気調査をテーマにまとめたいと思います。旅行案件の浮気調査とは調査対象者の旅行先での行動を調査するものです。

私は探偵事務所との契約時間においては、基本的には短い契約時間で終わらせるべきで、調査対象者の行動パターンが読めなくても、せいぜい48時間の契約がベターではないかと思っています。仮に契約時間を延長する場合でも、48時間調査をして報告を受けた後に延長契約を検討すべきという考えです。

しかし、例外が旅行案件です。調査時間に換算すると1泊2日ならば48時間、2泊3日の調査であれば72時間、3泊4日であれば96時間です。結局、調査の目的や調査の始まりと終わりが事前に分かっているのであれば、長時間の調査の契約でも特に問題ありません。

また、旅行案件の浮気調査は一般的な浮気調査と比較して非常に調査費用が高額になる場合が多いのですが、その分、浮気の証拠が撮れる可能性も非常に高い為、依頼者にとっても探偵事務所にとってもお互い都合の良い調査です。

続いて、調査を成功させるための具体的な準備や条件を下記にまとめます。

  • 出発日時が分かっている。ただ、帰宅日時は曖昧でいい。
  • 移動手段が分かっている。
  • 現地の宿泊ホテルが分かっている。
  • 移動や宿泊費用は契約者の負担。

出発日時が分かっている。ただ、帰宅日時は曖昧でいい。

出発日に関しては調査対象者が家を出る時間から開始となりますが、帰宅日に関しては調査対象者を帰宅まで尾行する事はありません。理由は、調査対象者が浮気相手と行動を共にして別れた後は、尾行の対象が浮気相手となるからです。

例えば、浮気相手と大阪観光を満喫し、2人で新幹線で東京に戻った後、東京駅で別れた場合は浮気相手の家まで尾行するのが調査の厳密な終了時間です。同様に、新大阪駅で別れた場合は新大阪駅から浮気相手が帰宅するまで尾行します。ですから、新大阪駅から電車で30分程度で浮気相手が帰宅した場合は、調査対象者が東京に着く前に調査終了です。

移動手段が分かっている

移動手段に関しては自家用車であればGPS機材による車両尾行、電車や新幹線ならば通常の徒歩による尾行です。

ただ、飛行機であれば依頼者からの情報提供が必要です。飛行機に乗る時点で浮気対象者を補足できない場合、何もできなくて調査が終わってしまうからです。もちろん、詳しい便名や座席の位置などは必要ありません。例えば、「午前8時に家を出て羽田空港から旭川空港行きの全日空の便に乗り、夕方までには現地に着く」のような情報で十分です。

家から調査対象者を尾行できない場合、あるいは、空港までのタクシーで移動した際に捕まえきれなかった場合などに空港の搭乗ゲートで再度補足するような保険をかけておく必要があるのです。

現地の宿泊ホテルが分かっている。

現地宿泊ホテルの把握は旅行案件の最大の肝となります。ホテルでの調査対象者と浮気相手との宿泊の撮影が不貞行為の証拠となるからです。

その為、旅行先でのデートの様子が尾行の失敗などで撮影できなくても、調査員がホテルに先回りして、ホテルの出入りを補足し、不貞の証拠だけは撮影するというような、確実性を重視した調査を組み立てる場合もあります。

また、宿泊するホテルが大型ホテルの場合、ホテルに二人で宿泊しただけでは不貞の証拠とはならず、ホテルの同じ部屋に宿泊する事が必要です。ですから、調査員も宿泊者としてホテルに入る必要があるのです。

もちろん、宿泊するホテルが分からない場合でも、尾行を続けていく中で結果として宿泊するホテルが分かる場合もあります。ただ、宿泊するホテルが満室で調査員が予約なしでは宿泊する事ができない可能性がある為、事前にホテルが分かっていなければならないのです。

つまり、飛行機の便の情報と同様、宿泊するホテルの情報は確実に調査を成功させるための保険のようなものなのです。

移動や宿泊費用は契約者の負担

続いて、移動や宿泊費用に関してですが、これらは全て調査費用とは別途の請求です。

通常の浮気調査では、電車やバスやタクシーなどの移動経費は調査費用に含まれます。また、通常の尾行調査を続けていったなりゆきで軽井沢まで移動してしまった場合なども追加料金は基本的には発生しません。

しかし、最初から北海道や沖縄へ行く場合などは調査員2名分の飛行機代とホテルの宿泊費用が別途請求されます。ですから、旅行案件は調査費用は高額になります。

ただ、普通の浮気調査のように「いつ出てくるかわからない調査対象者をひたすら勤務先出入り口付近まで張り込みする」ような、張り込み時間の無駄があまり発生しません。

つまり、ホテルでの同じ部屋にツーショットで入る現場を撮影するという点にだけ割り切ってしまえば、旅行案件は「調査費用だけを工面できれば高い確率で成功する」という効率の良い調査なのです。

旅行案件の調査は優秀な調査員が担当することが多い

最後に、調査を依頼する方にもう一つ有意義な情報を提供します。

それは、旅行案件は「高い確率で成功する」調査である反面、「やり直しがきかない一発勝負」な調査です。また、移動費や宿泊費を依頼者が負担する為、2名までしか調査の現場に出られません。

したがって、私の勤務していた探偵事務所では旅行案件には一発勝負に強い調査員や相性の良い調査員コンビが旅行案件の調査現場に出ており、集中力に欠けていて普段から失敗の多い調査員はほとんど旅行案件に出ていませんでした。

ですから、旅行案件は優秀な調査員が高いモチベーションで臨む調査でもありました。もちろん、私も旅行案件は大好きな調査で、多くの場所に行き、浮気調査の名目で多くの観光地を満喫しました。また、予想外の事が多い割には特に大きな失敗もなく、良い思い出しかありません。

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