探偵事務所の広告が胡散臭い理由

権威にすがる探偵事務所のみっともなさ

こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は探偵事務所の公式サイトの広告宣伝がテーマです。具体的には、探偵事務所の広告が胡散臭い理由についてです。

まず、最初に結論を申し上げます。「探偵事務所の広告が胡散臭い理由は、権威の乱用が甚だしいから」です。「権威の乱用」とは「権威のある存在・社会的地位の高い存在を自社の広告に利用し過ぎている」ということです。

探偵事務所に依頼を検討している方が探偵事務所のうさん臭さや怪しさを感じてしまう理由、その背景にあるものを整理する事で本当に大事なことを見極めようというのが今回の趣旨となります。

そして、このような権威ある存在が探偵事務所の広告に利用されています。

  • テレビ
  • 弁護士
  • 警察

以下に詳細を解説します。

テレビ

インターネットの普及によりテレビの情報源としての影響力が低下したと言われています。しかし、1%の視聴率の向こう側にいるおよそ100万人の人々の存在は非常に大きく、誰も見ていないような深夜番組であっても、取材や番組制作に協力した実績は探偵事務所にとってはとてつもなく大きな実績です。

そして、とてつもない実績というのは決して番組内で自社が紹介されたことだけではありません。国内に多くの探偵事務所があるなかで「あえて自分の会社がテレビ様に選ばれた」ことがとてつもない実績なのです。

大手探偵事務所の公式サイトには数年前に放送したテレビ番組に取材協力をした実績を未だにトップページに掲載しています。そこには、「テレビ様がいい加減な探偵事務所に番組制作の協力を依頼する訳ないですよね」というメッセージが込められているのです。

弁護士

最難関の資格試験である司法試験を合格した弁護士という職業。その困った人に寄り添う仕事はクリーンなイメージを持つ職業としてその地位を盤石にしています。最近では国策により弁護士が増えすぎてしまいましたが、弁護士という資格の持つ強力なブランド力は衰えていません。

ただ、探偵事務所の立場からすると、依頼者はほとんど協議離婚志向。つまり、当人同士の話し合いによる離婚を有利に進める為に探偵事務所に相談するのであって、調停や裁判といったゴリゴリの法律の世界とは少し方向性が異なります。そもそも、探偵事務所の仕上げる不貞の証拠は朝廷や裁判に持ち込む必要がないほどの強烈な証拠になるので、探偵事務所が依頼者に弁護士事務所を紹介するようなことはほぼないのです。

それでも探偵事務所が弁護士事務所との提携をアピールする理由は、依頼者に「弁護士事務所と提携しているからあまり悪いことはしないよね」というイメージを持ってもらいたいというだけで、弁護士事務所に優良探偵事務所としてお墨付きをもらったわけではないのです。尚、提携している弁護士事務所の公式サイトの方では「○○探偵事務所と提携!」のような記載はありません。

警察

個人の権利と自由を保護し、公共の安全と秩序の維持を目的とする警察の仕事は弁護士同様クリーンなイメージを伴う職業の筆頭格といえます。最近では警察官のパワハラやセクハラといった不祥事も目立ちますが、警察官のほとんどはやはりまともな人です。しかも、「正義感溢れる屈強な人物」というよりも「物腰が柔らかくて話し方が丁寧」のようなイメージが非常に強いです。

ただ、それでもやはり弁護士同様、民事不介入を原則とする警察と民事にとことん首を突っ込む探偵事務所とは住む世界が異なります。しかし、唯一の例外は家出人の捜索です。ただ、家出人の捜索に関しても探偵事務所と警察が共同して仕事をするようなことはありません。「ある日突然いなくなってしまった」のような緊急性や事件性が高い案件は警察が担当し、家出や音信不通になってしまった親族を探したいといった案件は探偵事務所が動きます。

警察という国家権力を背景とした探偵事務所のイメージ戦略は非常にシンプルです。警察OBを事務所の顧問にする事です。そして「警察OBが在籍している事で国家組織と探偵事務所が連携している」と依頼者を勘違いさせることが最大の目的です。ただ、警察OBの顧問招聘戦略は探偵事務所以外の会社でも日常的に行われており、特に珍しいわけではないという事も補足しておきます。

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