探偵業界に身を置く人間でガルエージェンシーを知らない人はいない
こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は日本で最も有名な探偵事務所であるガルエージェンシーについてまとめます。
ガルエージェンシーの特徴は圧倒的な知名度です。そして、圧倒的な知名度を築いた背景にあるのが1995年から始まったフランチャイズ展開です。それにより、日本国内での営業エリアの拡大で他社を圧倒したわけです。
「探偵業界に興味が無くても、社名くらいは何となく聞いたことがある」というレベルまで知名度を押し上げた、探偵業界唯一の企業がガルエージェンシーなのです。
当然、探偵業界に身を置く人間にガルエージェンシーを知らない人はいません。続いて、フランチャイズ展開に関してご説明します。
国内に事務所を構えるガルエージェンシーはそれぞれ独立した個人事業主
ガルエージェンシーは日本国内に多くの事務所を出しています。しかし、その実態は月額5万円の商標使用料と売上の5%のロイヤリティを支払う、それぞれ独立した零細企業です。
営業支援のような本部のサポートがどれ程あるのか分かりませんが、同じ営業圏内に複数の事務所があるエリアもあり、各フランチャイズのテリトリー権がどれだけ確保されているのか気になります。
本来、探偵業はサービスの差別化が難しいので、同じ街や人口の少ない同じ県内にガルエージェンシーの看板を掲げた事務所が複数存在するのはオーナーにとってかなりキツイと思います。
ですから、同じ看板を掲げていても、事務所によって顧客に対する対応力や経験に差があります。もちろん、事務所の大きさや抱えている探偵の数、調査車両の数などもバラバラです。
ガルエージェンシーの思い出
実は私、ガルエージェンシーの探偵学校の卒業生なのです。確か25-30万円の学費を支払い、探偵学校に入学・卒業しました。
卒業の際にガルエージェンシー専用の履歴書に必要事項を記入し、「経歴に興味を持った事務所があれば連絡がはいるから」と講師に言われるものの、全く音沙汰なし。
その後、ハローワークに求人票を出していたガルエージェンシーを見つけます。そして、「探偵学校を卒業したのですが、面接してくれませんか」と電話したところ、「それでは履歴書と職務経歴書を送って」と言われますが、それ以降、その事務所から何の連絡もありませんでした。
どうやら、探偵学校の成績があまりよろしくなかったのだろうと当時は思ったものですが、単に調査員を採用するほど事務所の運営に余裕がなかっただけのような気もします。
そのような経緯がありながらも、最終的には別の探偵事務所に就職して独立したのですが、私とガルエージェンシーとの接点はこの時が最後でした。
この辺りの経緯はまた別の機会にまとめたいと思います。
地元にガルエージェンシーがあるなら零細事務所枠であいみつを依頼するのもありかもしれない
私は以前、
の記事で大手探偵事務所2社と地元の零細探偵事務所2社からあいみつを取ることを勧めました。
だから、もしガルエージェンシーが地元にあるならば、あいみつを取る零細企業枠の候補に入れても良いと思います。
特に首都圏よりも地方都市でガルエージェンシーの存在感が大きく感じます。そして、社員が常駐していない大手探偵事務所よりも安心感があります。また、基本的に調査対象者の行動範囲が限られているならば、地元の探偵の「地の利」も生かせると思います。
尚、この場合は最低限事務所の代表と直接商談・面談をすることがポイントです。もしも他の従業員やオーナーの奥さんが出てきたら候補から外してください。
また、非常に大事な事なので強調するのですが、私はガルエージェンシーの回し者ではありません。お金も仕事ももらったことがありません。
全国124拠点のガルエージェンシーに関して疑問な事
そんなガルエージェンシーですが、近年非常に気になることがあります。それは、ガルエージェンシーの広告が少し寂しいのです。
私は探偵業界の誇大広告に対しては非常にネガティブな意見を持っています。ただ、ガルエージェンシーの広告の寂しさは、広告展開が地味であったり、誇大広告を自粛しているという意味ではなく、広告の内容がかなり古いというものです。
例えばガルエージェンシーでは「日本全国124拠点」という拠点数の多さのアピールがあります。しかし、この「124」という数字は、私が探偵学校に通っていた8年前、最低でも2011年あたりからずっと変わらないのです。
誇大広告が大好きな探偵業界ですが、情報の古い状態もいただけません。仮に経営難により「124」が「90」や「80」になっていたとしても、一般人も探偵も別に気にしません。
どうせガルエージェンシーよりも多い事務所や探偵数を抱える探偵事務所はしばらくの間は現れないので実態を正確に表記してほしいのです。
しかし、そんな些細な事よりも、全国124拠点のオーナーがその点に疑問を感じず、訂正もしないで放置している事が私には非常に疑問なのです。