探偵になりたい人のためのスキル考察:運転

「運転スキル」とは車両尾行の運転術のこと

こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は探偵の車両の運転スキルについてまとめます。

それではまず最初に結論を申し上げます。「探偵の運転スキルは一般的な運転スキルとは少し別物」というものです。ただ、一般的な運転スキルの土台があった上で探偵としての運転スキルがあるイメージなので、スキルは別物であっても双方の能力は比例しています。

尚、運転スキルの有無に関しては半日程度都内(首都高速を含む)を一緒に車に乗る機会があれば大体分かるので、面接の場で「車両の運転には自信があります!」などという必要はありません。そして、個人的には、「バイクの免許(中型・大型)を持っている人は車の運転が上手い傾向にある」と思っているので、バイクの免許を持っていることはよいアピールになると思います。

しかし、バイクの免許を持っていてもあまり探偵としての運転スキルが高くない例外もいます。それが私です。バイクに関しては過去にこのような記事を書いています。もしよければ参考にしてください。


それでは、以下に詳細をまとめていきたいと思います。

探偵の運転スキル「発進」

一般的な運転では急発進はやってはいけないことの一つです。しかし、探偵の運転においては「上手に急発進できること」が必要です。

つまり、「尾行ターゲットとなる車両が発進し、建物の角を曲がったらすぐにこちらの車両も発進する」ようなことが状況によっては必要なのです。その為には急発進しても危険がないかどうかを事前に見極める必要があります。

結局、尾行がバレないようにするためにはターゲットとなる車両が発進した直後はドライバーも周囲の安全を確認するので極力不審な動きをしてはならず、相手の視界から消えたらすぐに動くということが要求されることがあるのです。尚、急発進は必要ですが「加速」のスキルはあまり重要ではありません。

探偵の運転スキル「アクセルワーク・ブレーキワーク」

一般的な運転では頻繫にアクセルやブレーキを踏む行為は車両を前後に揺らすことになり同乗者を不快にさせます。ただ、探偵の車両尾行に至っては同乗者も快適なドライビングを期待してはいけません。

理由は、尾行対象車両と探偵の車両との距離をキープしつつも赤信号で先に行かれてはいけないからです。具体的には、探偵の車両尾行は尾行対象車両と自分の車両との間に1台別の車両を挟むことがセオリーですが、前方の信号が赤になりそうだなと判断すると車線変更や急加速をしなければならないからです。

ただ、赤信号により尾行対象車両だけが先に行かれてしまうことはよくあることなので、交通ルールを大きく逸脱してまで尾行する必要ないというのが私が所属していた探偵事務所でのルールでした。しかし、探偵によっては「多少無理してでも追うくらいがかっこいい」のような価値観も持つ人もいます。

尚、私の場合は自分が運転する場合は無理はしませんが、自分が助手席に座る場合はドライバーが無理をしてもそれを咎めないようにしていました。

探偵の運転スキル「コーナリング」

コーナーリングスキルに関しては一般的な運転と探偵の運転では大きな違いはありません。

ただ、早めのウインカーに関しては尾行の際にもかなり気を使うポイントの一つで、「曲がります」「車線変更します」の意思表示を早めにすることで事故の予防を心がけます。また、尾行対象車両が交差点を右に曲がるか・左に曲がるかも注目すべきポイントです。道路事情によっては左折はすぐにできても右折はすぐにできない交差点がある為です。

尚、尾行対象車両と探偵が運転する車両の間に別の車両が挟めない場合、交差点を利用してあえて自然に他の車両を挟ませにいくのも運転スキルではありませんがいかにも探偵らしい運転です。

探偵の運転スキル「高速道路運転」

特にスキルが必要という訳ではないのですが、高速道路に関しても解説します。はっきり言って高速道路の尾行では一般道の尾行よりも楽です。適切な車間距離をキープすることが容易で赤信号がないからです。

ただ、尾行対象車両がスポーツカーの場合、車両のスペックの違いによって普通に追えないというケースも存在します。また、私は首都高に関しては料金所から本線への合流が今でも苦手ですが、尾行対象車両のドライバーも苦手だったりすることも多いです。

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