服装の原則は「目立たなければ何でもよい」
こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は探偵の服装スキルについてまとめます。
それではまず、最初に結論を申し上げます。探偵の服装に関しては特に会社が指示するルールはありません。探偵個人の裁量に任されています。例えば、「ビジネス街だから必ずスーツを着る」は嘘です。結局、場所がどこであっても目立たない服装であればスーツを着る必要はありません。
まず私の場合、ほとんどの現場で「ワイシャツに作業ズボン」のような服装で調査の現場に入りました。このスタイルは探偵事務所の先輩の服装を参考にしたのですが、決してこのようなスタイルがベストだと教えられたわけではありません。いろいろ試した結果、最終的には先輩と同じスタイルに行きついたという感じです。
この服装が最適解なのかは分かりませんが、自分なりのこだわりと最後に変装に関してまとめたいと思います。
上半身のこだわりー形態安定長袖ワイシャツ5枚セットで5000円ー
私が上半身にワイシャツを着るようになった時期は割と初期の頃、探偵事務所の研修生から正社員になった頃です。
ワイシャツの良い点は目立たないことです。ビジネス街から住宅街までどこでも違和感がありません。違和感のなさという理由だけでワイシャツを着てもよいくらいです。また、私はストラップを付けたスマホを胸ポケットにしまうスタイルを好んでおり、胸ポケットがある服を着ることが多かったのです。
ワイシャツの色は白・青系のベーシックなワイシャツで、半袖ではなく夏でも長袖シャツを着ます。理由は、日焼けや虫刺されを極力防ぐ為です。探偵の多くの時間は張り込みに費やされますから、張り込み中の日焼けによる体力の消耗や虫刺されによる集中力の低下避けなければならないのです。
尚、ワイシャツはamazonで5枚セットで5000円くらいの安物で全く問題ありません。5枚セットで買う理由は、たいてい1枚くらいは「自分だったらこれは買わないデザインだな」というものが混じっているからです。自分の好みですべて選んでしまうと結果的に似たような服ばかりになってしまうからです。
形態安定加工の素材を選ぶ理由は単純で、単に選択後にアイロンがけをする暇がないからです。
下半身のこだわりー黒・紺系作業着細身ストレートー
私が下半身に作業着を着るようになったのは探偵になってから1年余り経過した頃です。
作業着のズボンに関しては黒・紺色で細身ストレートで余計なポケットやロゴが入っていないものを選びます。理由は上半身のワイシャツと組み合わせることで、下半身が作業着であっても一見すると普通のワイシャツにスラックスを履いたサラリーマン風の見た目になるからです。尚、寒いときは作業着の上着を着るのですが、上着が作業着になると、当然、作業員風の見た目になります。
また、作業着は一般的なスラックスやGパンとは違って動きやすくて洗濯も楽です。しかも、左右のポケットが少し深く作られており、右側に財布・左側にハンディカメラを入れるのにちょうど良いのです。そして、サラリーマン風の見た目を意識するためにベルトは無地の黒を選びます。
尚、作業着に関してはワークマンのような作業着専門店で購入します。好きなブランドはありませんが最近の作業着はハイセンスなデザインが多く、「薄汚れた土方のオジサンが着ている服装」のようなイメージは全くありません。
また、多少値段が高くなっても登山用品店でストレッチパンツを購入したこともあったのですがコストパフォーマンス的に普通の作業着でも問題ないと判断しました。
変装は得意ではない、けれど、さほど重要でもない
最後に変装に関して解説します。まず、私は変装自体が好きではなく、変装を多用する探偵ではありません。理由は持ち歩く荷物を増やしたくないからです。
ですから、たまに伊達メガネを着用して帽子をかぶる程度です。探偵が好むような「リバーシブルのジャケット」も持っていますがいつのまにかあまり着なくなりました。
また、変装のポイントはあまり変装を過信しすぎないことです。調査が発覚する時はいくら変装しても無駄なことが多いです。ですから、変装は万が一の保険のようなものです。そして、バレそうだなと思ってから変装するのではなく、バレそうになる大分前から変装することが重要です。と言っても、私自身が変装が得意ではないのであまり偉そうなことが言えません。
いずれにしても変装のような変則的なテクニックを磨くよりも適切な尾行や張り込みを実行する基本的な技術と体力と精神力の向上に努めることの方が重要だと考えます。