16時間の契約時間の浮気調査でできる事の詳細
こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は16時間の契約時間の浮気調査をテーマにまとめたいと思います。
まず、最初に結論を申し上げます。
16時間の契約時間の調査でやれることはやれることは2つあります。1つ目は8時間の調査を2回実施すること。2つ目は調査対象者の出勤から帰宅まで、或いは、朝外出してから帰宅までの終日の動きを追う調査です。
8時間の調査時間に関してはこちらにまとめてあります。
今回は調査対象者の家を出てから帰宅までの行動調査をまとめます。つまり、「家にいない間、帰宅するまで何をしているのか」という調査です。
16時間の浮気調査は契約時間としては短時間なのですが、不貞行為の証拠の撮影は十分可能です。そして、16時間の調査では不貞の証拠映像だけでなく、浮気相手とのデートシーンを撮影できることも多いです。デートシーンの映像があることで、調査対象者に「たまたまお店の風俗嬢とホテルに行っただけで本気で浮気したわけではない」というような言い訳が通じなくなるのです。
また、長時間の浮気調査を契約しても最初の16時間程度で結果が出ることはよくあることなので、何時間の浮気調査を依頼するのが良いのか確信を持てない依頼者に最もお勧めする契約時間でもあります。
調査を成功させるための具体的な準備や条件を下記にまとめます。
- 調査対象者が外泊せずに帰宅する
- 調査対象者が浮気相手と会うことがほぼ間違いない
- 調査対象者が車両で移動している場合、事前にGPS機材を仕掛けることができる
- 浮気相手の車両に乗車して移動する可能性が低い
- 休日の調査の場合、どこに行くかある程度把握している
16時間の契約時間の浮気調査を成功させるための準備と条件
調査対象者が外泊せずに帰宅する
16時間の調査時間ではいわゆる「泊り」の調査ができません。つまり、16時間の調査では「家にいない間に何をしているのか」の調査であり、目安としては8時から24時までの調査となります。
そして、夕方以降に帰宅した場合、多少時間が余っても調査終了です。時間が余ってしまった場合でも恐らく3-4時間程度であれば返金は不可能だと思いますが、契約時に事前に確認しておくべき事項です。返金が不可能だと思う理由は「時間が余るかどうかは調査の終盤まで分からないことが多く、探偵事務所としても探偵を16時間の拘束時間を確保したうえで調査に臨んでいる為」です。
もし途中での調査打ち切りや返金が希望であれば、「帰宅方面の電車に乗車した時点で調査終了」のように事前に明確に探偵事務所に指示しておくべきです。ただ、この場合、もしも調査対象者が寄り道した場合はその間の行動に空白の時間ができてしまうことになります。
調査対象者が浮気相手と会うことがほぼ間違いない
浮気相手と会う日を事前に把握することの重要性は16時間の契約時間に限りません。調査対象者が浮気相手と会わない限りは不貞行為の証拠の撮影ができませんから当然です。
ですから、探偵事務所に依頼する場合は「なぜこの日に調査を依頼するのか」というのをある程度明確にしなければなりません。例えば「今までなかった事なのに、突然休日出勤すると言い出したから」というような具合です。
ただ、16時間の調査時間においてポイントとなるのは「もしも調査対象者が浮気相手と会わないことが濃厚となった場合、どこで調査を打ち切るか」という点です。つまり、調査対象者が浮気相手と明らかに会うような様子がないのにもかかわらず、尾行・張り込みを続ける意味はないということです。
具体的には「休日出勤を疑ったが、本当に調査対象者が出勤し、夕方まで本当に勤務している様子が明らか」と言った場合です。このような場合、調査を終了して時間を残すことが大事です。16時間の契約時間のうち、最初の8時間は無駄になった場合でも、残り8時間の調査時間があればもうワンチャンスあります。
調査対象者が車両で移動している場合、事前にGPS機材を仕掛けることができる
調査対象者の車両に事前にGPS機材を仕掛けることができるという条件の重要性も16時間の契約時間に限りません。また、GPS機材が付いている車両での移動でかつ、浮気相手と一緒にいない状況でなければ、いわゆる「ガチ追い」する必要が無いので調査としては楽になります。車両での移動が大半を占める地方都市や田舎の調査で多いパターンです。
また、もう一つのGPS機材を取り付けるメリットは、調査日の10日ほど前から取り付けていた場合、事前にどのようなルート辿ったのか事前に把握できることです。車両の動きの履歴を追うことにより調査に入る前から勤務先と自宅の往復以外に立ち寄っている場所、何かしらの目的が無ければ行かないような場所に車両の位置履歴がある場合、付近に浮気相手の自宅があったというようなことが調査をしていくうえで事後的に判明することもあります。
浮気相手の車両に乗車して移動する可能性が低い
調査対象者が浮気相手の車両に乗車してしまう場合、GPS機材なしでの追尾となる為に追尾の難易度が高くなります。もちろん、調査を依頼する段階では浮気相手の車両に乗車するかどうかなどは分からないので、あまり心配し過ぎても仕方がありません。
もしも浮気相手の車両に乗車するような可能性がある場合、調査員2名車両1台体制ではなく、調査員4名車両2台体制で調査に臨みます。車両が2台あることでGPS機材なしの車両尾行の成功可能性を高くするためです。ただ、「調査していくうえで車両が2台必要だから現場には2名ではなく4名で調査しよう」のようなことができるのは大手の探偵事務所だけです。零細探偵事務所では応援要員の手配が出来ない場合も多く、応援要員として現場に参加する調査員ともスムーズに連携が取れない場合も多いので調査の成功可能性が低くなります。ただ、大手探偵事務所の場合は調査費用が高くなります。
休日の調査の場合、どこに行くかある程度把握している
依頼人が調査対象者の行き先を把握することは非常に大事です。つまり、「どこに行って、何をするのか、帰宅は何時ころになるのか」を軽く聞いて欲しいという事です。具体的には「休日出勤で帰宅は普段と同じ時間になる」とか「同僚・取引先とゴルフをする」といった具合です。
もちろん、依頼者の情報を100%信用するというわけではありません。むしろ、探偵側からすると事前の情報と違ってほしいのです。つまり、調査対象者が事前に依頼者に伝えたことと違うことをするとき、必ず浮気相手と会うからです。
ちなみに私が探偵になる前、2000年代前半頃は「ゴルフに行く」と言って浮気相手と会うようなことが今よりも多かったそうです。その理由は、当時のゴルフ場は今と違って携帯電話の電波が届かないところも多く、携帯電話の電源を切っていたり、早朝に家を出るようなことがあっても不自然に思われないからだそうです。尚、現在では首都圏のゴルフ場であれば問題なく携帯電話の電波が通じます。
16時間の浮気調査は調査費用が40-60万円
最後に調査費用をある程度明確にしたいと思います。16時間の浮気調査はおよそ40-60万円です。私が勤務していた大手探偵事務所ではおよそ60万円でしたが、零細探偵事務所では40万円程で調査可能です。20万円の差が出てしまうのは、現場に出る調査員の数が違う場合があるからです。
もっとも、大手探偵事務所が60万円で受けた調査でも、調査そのものが容易であれば結果として調査員は2人しか動員しないということもあります。また、他に入る調査の現場が急に無くなったので5人の調査員を動員するケースもあります。ただ、確実に言えることは、大手探偵事務所に調査を依頼しても、必ず大人数で調査をするというわけではないのですが、零細探偵事務所に依頼した場合は調査員は2名しかいないということです。
また、前回紹介した4時間や8時間の調査では場合によっては白黒がはっきりしない調査結果が出ることも多いのですが、16時間の場合、白黒がはっきりするケースは非常に多いです。黒だった場合に改めて契約を見直すというやり方が割と柔軟な考え方だと思います。もちろん、白だった場合は探偵事務所とのおつきあいは終了です。