「調査員1名1時間4000円」のような調査費用の表記について

「調査員1名1時間○○円」という表記の曖昧さ

こんにちは。管理人のエスポワール です。今回は「調査員1名1時間○○円」という調査費用の表記について解説します。


「調査員1名1時間○○円」という調査費用の表記は、標準的な調査金額がイメージしずらい浮気調査の金額を比較的分かりやすくしたような表記の仕方です。例えば「調査員1名1時間4000円」といった具合です。

しかし、浮気調査というものは1名でできる調査でもなければ1時間で終了する訳でもありません。したがって、4000円といった金額の表記だけでなく、依頼者が浮気調査に必要な人数や時間、別途負担すべき費用をある程度把握しておくことが大切です。

結局、私は「調査員1名1時間4000円」という表記そのものに関しては、確かに曖昧だけれども誤認を招くような悪質さはないと感じます。

それでは以下に事前に依頼者が把握すべきポイントをまとめていきます。

  • 必要な調査員の人数と免責事項の事前説明
  • 考慮すべきその他の費用、注意すべきは遠方交通費
  • 何時間の調査にするかを事前に決めておく

必要な調査員の人数と免責事項の事前説明

まず、浮気調査をする調査員の人数は基本的には2名で実施します。正確に記録を取った訳ではありませんが、実際に私も体感的には6割くらいは2名で実施している印象です。

ただ、そもそも2名というのが確定的な答えではなく、調査するターゲットが入った勤務先や建物の出入り口の数と同じ数の調査員が必要というのが基本的な考えです。つまり、依頼者に「監視していない出口から出られてしまってターゲットを追えませんでした」という言い訳をしない為です。

ですから、敷地が大きく出入口も多い工場のような勤務先、建物の中まで侵入できない駅直結とオフィスビルのような場所には多くの調査員が必要となります。

ただ、調査の見積もり時には実際に何人が必要なのか分からないことも多く、最初から「2名で調査を行う」と明記している事務所もあります。では、出入り口が多い建物の中に調査対象者が入った後はどうなるのか、その場合、現場の調査員が出てきそうな出入口に張り付いてその他の可能性は捨てることになり、結果的に調査対象者を追えない場合があります。

もちろん、このような不可抗力は2名で調査を行う以上は受け入れなければならない結果だと思います。ただ、ここで大事なことは、「入った建物によっては調査員が足りなくて調査対象者が追えなくなる可能性がある」ことを事前に説明することです。このような説明がない探偵事務所は不誠実です。

考慮すべきその他の費用、注意すべきは遠方交通費

次に調査費用に含まれる経費、含まれない経費を解説します。基本的には人件費、報告書作成代、車両台、燃料費が含まれます。つまり、調査を行う上で必要なほとんどの経費は調査費用に含まれます。

ただ、注意点・確認すべき点は、調査が海外や遠方に及ぶ場合です。「遠方」の具体的な定義はないのですが、東京であれば一都三県以外の調査のイメージです。つまり、居住地が東京の場合でも、大阪に出張して浮気調査する場合、浮気相手と北海道や沖縄で両行をしている様子を調査する場合は追加費用が発生します。

遠方の交通費はイレギュラーな出費に相当する為、追加で依頼者に費用が発生することは特に問題がないと思いますが、そういう場合であっても契約時に明確にそのことを説明する必要はあります。

何時間の調査にするかを事前に決めておく

結局、時間当たりで調査費用を見積もる場合に最も有効なシチュエーションは、「調査が成功しても失敗しても24時間で結果が分かる」というような調査です。つまり、終わりが分かっている調査です。そのことにより、総額が分かりにくい浮気調査の費用がよりクリアになります。

尚、調査時間に応じて浮気調査のできる事の詳細は以前まとめています。

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