現存天守12城シリーズ12回目は備中松山城
こんにちは。管理人のエスポワールです。現存天守12城シリーズの12回目は岡山県備中松山城です。
備中松山城は鎌倉時代に地頭職の秋葉重信が築城しました。そして、現在の天守の原型ができたのは備中松山藩2代目藩主の水谷勝宗が城主であった1683年でした。
尚、備中松山城は城主交代が頻繁に行われていた為、城主や藩主の顔がイメージするのが難しい城です。しかし、そのような備中松山城にもついにお城の顔とも言える城主が誕生したのです。その城主が後述する猫城主のさんじゅーろーです(観光協会公認)。
最寄駅から乗合タクシーで臥牛山中腹のふいご峠へ
備中松山城は標高430mの臥牛山の山頂にあり、現存天守12城の中では最も高所にあります。さらに、市街地からも遠くに位置している為に天守までのアクセスに関しては現存天守12城の中で唯一の山登りをするのです。
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最寄り駅である備中高梁駅までは岡山駅からローカル線で1時間ほどの距離にあります。 乗合タクシーの出発時間に合わせて備中高梁駅へ到着します。備中高梁駅から 臥牛山中腹のふいご峠までタクシーや乗合タクシーで移動し、そこから徒歩で山頂の天守へ向かいます。現場には運動靴やスニーカーを履いていくと良いと思います。
乗合タクシーでは予約を入れた乗客が私一人だったため、乗り合いタクシーを独占する形になりました。移動中はドライバーの方が観光案内のように名所・旧所を紹介してくれます。
ドライバーの方が言うには備中松山城への観光客の数はここ10年ほぼ変わらないそうです。ただ、それでも「ほかの県内の観光地に比べれば十分がんばってるほうだと思いますよ」とのことでした。
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こちらがふいご峠です。車両が10-20台程駐車できるスペースが確保されていますが、その他は自販機とトイレしかありません。また、城の本丸を含めてこの城にはレストランやおみやげ屋がありません。
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こちらの竹の棒をトレッキングポール代わりにして登っていきます。頂上、天守までおよそ20分の道のりです。
本丸に愛嬌たっぷりな猫城主がいた
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しばらく山道を登っていくと大手門跡にある石垣が見えてきます。こちらの石垣は崩落防止のために石垣の微妙なズレを感知する岩盤変動感知システムが搭載されているそうです。
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このように崩れかけている石垣も散見されます。現在(2019年6月)、現存天守12城の中では丸亀城が石垣崩壊中で弘前城が石垣修復中です。
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天守が見えてきました。こちらの天守は高さが11mほどで現存天守12城のなかでは最も規模が小さい天守です。
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本丸の中で一匹の動物を発見します。こちらが猫城主のさんじゅーろーです。
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さんじゅーろーは平成30年7月に備中松山城に迷い込み住み着きました。そして、その様子が各種メディアで取り上げられると猫好きな方が備中松山城へ訪れるようになったのです。そんな備中松山城への宣伝PRに貢献した功績から城主に就任したのです。
私は猫や犬などのペット全般が好きではありませんが、なかなか愛嬌がある姿だと思います。
倉敷市の美観地区へ行く
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備中松山城訪問の後は倉敷市の美観地区へ向かいます。倉敷川沿いの柳の並木が風情があります。
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このように、時代劇のセットのような古き良き時代の街並みが残っています。ただ、目的もなく歩くだけなら少し物足りなく感じます。
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そんな訳で、美観地区の文教施設である大山名人記念館を訪問しました。
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館内では大山名人が使用した盤や駒、トレードマークでもあったメガネが展示されています。ガラスの素材で作った牛乳瓶の底のようなメガネです。入場料は無料なので将棋が好きな方ならば是非とも訪れたい施設です。