旅行しながら献血してきたー47都道府県献血ルーム巡りー

はじめに

こんにちは。管理人のエスポワールです。今回のテーマは献血です。

献血愛好家の間では旅行先で献血をする、「旅血」という一般的にはほとんど認知されていない言葉があります。そんな私にとっての「旅血」も47都道府県で献血できたことで、一つの区切りを迎えました。簡単なコメントと写真とともに訪問した47カ所の献血ルームを紹介していきます。

尚、献血は一度献血をすると次回献血をする為に2週間以上のブランクが必要です。よって、47カ所で献血するには最短でも2年必要で、私の場合もおよそ3年での達成になりました。

北海道地方

北海道:大通献血ルーム

大通公園の景色を見ながら採血できます。採血中に外の景色を眺めることができるのは素晴らしいです。

東北地方

青森県:弘前献血ルームCoCoSA

弘前市の市街地にある献血ルームです。観光シーズンに訪問した為、外国の方もいました。外国の方でも献血は可能ですが、直前まで祖国にいた方や旅行者は不可能です。

岩手県:献血ルームメルシー

採血後に地元の牛乳と総菜パンの提供されました。その土地らしさが出ていて良いサービスだと思いました。

宮城県:献血ルームアエル20

「アエル20」とは献血ルームが入居する複合ビル「アエル」の20階という意味です。採血中の窓から見える景色が素晴らしいのですが当日は雨でした。

秋田県:献血パーク・るうぷ

「パーク」という名称を使用する唯一の献血ルームです。献血ルーム自体は病院の待合室のような標準的なタイプでした。

山形県:献血ルームSAKURAMBO

献血ルームのデザイン・装飾が東北芸術工科大学の学生さんによるものです。定期的に模様替えもしているそうです。

福島県:郡山駅前♡献血ルーム

名前に「♡」という絵文字が入ります。名前に絵文字が入る献血ルームはここしかありません。たまに「♡」が省略されている表記も散見されます。

関東地方

茨城県:献血ルームMEET

予約なしで休日に営業時間開始直後に訪問するも1時間待ちでした。名前の通り、水戸市にあります。

栃木県:うつのみや大通り献血ルーム

献血ルームが大通りに面したビルの1階にあります。献血ルームにしては珍しい路面店です。献血ルームは一般的には少し分かりづらい場所にあります。

群馬県:高崎駅献血ルームHarmony

高崎市にある献血ルームです。高崎市が音楽の街を標榜しているそうなので「Harmony」という名前となりました。施設内は白を基調としています。 右の写真は何回か献血するともらえるオリジナルグッズです。

埼玉県:大宮献血ルームウェスト

こちらの献血ルームは事前検査と採血でフロアが異なります。動線がやや複雑で珍しい献血ルームです。

千葉県:柏献血ルーム

千葉県柏市の献血ルームです。駅前の呼び込みが熱心な献血ルームという印象です。待合室では地元のサッカークラブの柏レイソルの情報誌が充実していました。

東京都:献血ルーム池袋ぶらっと

待合室の窓側の席から人通りの多いスクランブル交差点を眺めることができます。人通りの多い池袋ですが、献血ルームが100m程先にもうひとつあります。

神奈川県:横浜駅西口献血ルーム

日本で最初の献血ルームです。改装しているので施設は新しく、デザインがクラシカルでハイセンスです。日本初であることを強くアピールしている訳ではありません。

中部地方

新潟県:献血ルーム千秋

長岡市にある献血ルームです。待合室の大きな窓からの日差しが明るく越後山脈がよく見えます。血液の濃度が足りなくて翌日に再訪問した献血ルームです。 右の写真は献血50回目の記念品です。

富山県:マリエ献血ルーム

「マリエ」とはフランス語で「調和」を意味します。献血ルームが入る複合ビルの名前です。47都道府県で最後に訪問した献血ルームです。

石川県:献血ルームル・キューブ

「ル・キューブ」とは献血ルームが入る複合ビルの名前です。建物の外観が独創的でかっこいいのですが、石川県や金沢市のイメージとは少し違う感じがします。

福井県:献血ホールいぶき

「ホール」という名前は唯一です。住宅街にあり8:30から献血が可能です。おそらく日本で一番早い営業開始時刻です。

山梨県:甲府献血ルームグレープ

市街地の商業施設にあります。予約なしで休日に営業時間開始直後に訪問するも、1時間待ちでした。

長野県:松本献血ルームサントビューネ

長野県松本市にあります。「サントビューネ」とは松本らしさを表す漢字「山・都・美・優・音」に由来します。

岐阜県:多治見駅前献血ルーム

2018年3月に閉鎖してしまった献血ルームです。献血カードの過去の履歴からもルームの名前が消えてしまっているのが残念です。

静岡県:献血ルーム柿田川

駿東郡清水町にある献血ルームです。付近の柿田川は全長1.2kの日本で最も短い一級河川です。大量の湧き水を水源としています。初めての旅行先での献血がここでした。

愛知県:献血ルームゲートタワー26

採血ベッドにテレビではなくタブレットが設置されています。最新型の献血ベッドかもしれません。名古屋駅に隣接するビルにあります。

近畿地方

三重県:三重県赤十字血液センター

津市にある血液センターです。病院の待合室のような施設です。右の写真は献血した際に貰えるオリジナルグッズです。

滋賀県:びわ湖草津献血ルーム

受付終了直前に入った為、献血者が私だけでした。非常に珍しい経験でした。滋賀県は県庁所在地の大津市に献血ルームがありません。

京都府:献血ルーム伏見大手筋

伏見駅の商店街にあるビルの1階にあります。待合室は広くはありませんがビルの1階にある為入りやすい献血ルームです。

大阪府:まいどなんば献血ルーム

難波駅前の献血ルームです。大阪府の献血ルームは土日祝の成分献血の受付が15時に終了します。

兵庫県:姫路みゆき献血ルーム

世界遺産の姫路城のブロックがありました。その土地らしさがよく出ている待合室のインテリアです。観光案内も充実しています。

奈良県:近鉄奈良駅ビル献血ルーム

電飾看板の上から宣伝・告知の貼紙をするという点で珍しさが際立ちます。

和歌山県:和歌山駅前献血ルーム

駅前雑居ビルの5階にあります。赤と緑の看板は一昔前の献血ルームのイメージです。近い将来リニューアルしそうな施設です。

中国・四国地方

鳥取県:献血ルームひえず

米子市郊外のショッピングセンター内になる献血ルームです。スタッフさんが遠方から来た私を歓迎してくれました。

島根県:献血ルームだんだん

名前の「だんだん」は島根県の方言で「ありがとう」の意味です。島根の方が今でも日常的に使っているのかは分かりません。

岡山県:献血ルームうらら

運動公園に隣接する献血ルームです。岡山市内にもう一つある献血ルームよりも営業開始時間が早く、こちらを利用しました。

広島県:献血ルームばら

福山市の献血ルームです。福山市がばらの花を観光資源としてアピールしていることを献血ルームの名前から知りました。 現在は閉鎖しています。

山口県:やまぐち献血ルームFor you

2017年まで「For you」は下関の献血ルームの名前でした。下関の献血ルームが閉鎖となった後、山口市内の献血ルームが「For you」の名前を継承しました。

徳島県:献血ルームアミコ

「アミコ」とは献血ルームが入る複合ビルの名前です。ビルの屋上には昔懐かしい子供向けゲームコーナーが営業中でした。

香川県:献血ルームオリーブ

名前の通り、香川県では国産オリーブオイルを観光資源として売り出し中です。うどんだけではありません。

愛媛県:大街道献血ルーム

訪問した時はキャンペーン期間だったためか、採血後におしるこがサービスされました。おしるこに漬物が付くのは私の育った地域ではなかった風習です。

高知県:ハートピアやまもも

「献血」とか「血液」という単語がない全国唯一の献血ルームです。名前から何の施設なのか分かりません。

九州・沖縄地方

福岡県:献血ルームおっしょい博多

名前の「おっしょい」は博多山笠の掛け声に由来します。献血ルームにしては珍しいフォトポイントがありました。

佐賀県:献血プラザさが

採血後に地元の名産品「まるぼうろ」をいただきました。地域の特徴が出ているサービスがすばらしいです。

長崎県:献血ルーム西海

長崎県佐世保市にある献血ルームです。県内には西海市という名前の市があるので少しややこしいネーミングです。

熊本県:日赤プラザ献血ルーム

熊本市の郊外にあります。病院の待合室のような献血ルームです。記憶から薄れつつある熊本地震の雑誌、資料が充実していました。

大分県:献血ルームわったん

名前の「わったん」は献血ルームが入るショッピングセンター「トキハわさだタウン」の略称です。地元の人しか分からない名称がよいと思います。

宮崎県:献血ルームカリーノ

名前の「カリーノ」は献血ルームが入るショッピングセンター「カリーノ宮崎」に由来します。ただ、本社は熊本県にあるようです。

鹿児島県:献血ルーム・天文館

名前の「天文館」は鹿児島市内中心部の繁華街の名前です。江戸時代後期に天体観測や暦の研究をするために作った施設がこの場所にあったそうです。

沖縄県:くもじ献血ルーム

こちらの献血ルームでは採血の際に注射針を刺された時の痛みが全くなく、本当に注射針が入ったのか自分の腕を2度見するほどの採血の達人がいました。休憩室に沖縄のお菓子のちんすこうがあります。

さいごに

私にとっての献血はスタンプラリーのようなものです。旅行した日付を献血カードに記録しているというイメージです。ですから、献血する行為に対して「ボランティア」とか「人を助けている」という感情が私の場合はやや希薄です。よって、献血のPR、献血推進のようなトーンで文章をまとめておりません。

献血は誰にでもできる簡単なことです。旅行のついでに献血することも特に難しくはありません。ただ、そんな献血でも他人から感謝されることが少ない自分にとっては小さな自慢です。理由は、ひとつひとつは簡単なことでも、同じことを続けることは非常に難しいからです。

今後は日本全国すべての献血ルームでの献血をゆるい目標にしていきます。

タイトルとURLをコピーしました