武蔵陵墓地訪問記ー次の準備が始まっていたー

東京都八王子市にある大正天皇と昭和天皇の墓陵

こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は昭和天皇と大正天皇の墓陵がある武蔵陵墓地を紹介します。

墓地の造営の際、皇室の所有する地盤の強い土地という理由でこの辺り一帯の敷地が選ばれたそうです。

1960年まで皇室の専用駅まであった

現在、武蔵陵墓地の最寄り駅はJR線京王線の高尾駅ですが、大正天皇の墓陵を造営した当時は東浅川駅という皇室の専用駅がありました。1960年に駅は廃止され、現在は陵南会館という公民館になっています。敷地の駐車場に当時の駅前のロータリーの名残が残っています。また、1990年にこの公民館は左翼による爆破事件も起きています。

駐車場には清掃ボランティア(勤労奉仕活動)の方がいました

皇居では勤労奉仕という清掃ボランティア活動をしている方がいるのですが、こちらでも清掃活動が行われているようです。

皇后陛下のお墓もあります

敷地の入り口にこのような看板があります。ご覧のように大正天皇・昭和天皇だけでなく、皇后陛下のお墓もあります。尚、天皇陛下の墓陵にはこのような看板が必ずあります。

敷地内は神社の参道のよう

お墓といっても敷地が広く、鳥居もあるので神社の参道を歩いているような気分になります。写真奥に見えるのが昭和天皇の墓陵です。外観は古墳のような形態で、一般人のお墓をイメージするような墓石はありません。

重厚感の漂う昭和天皇の武蔵野陵(読み:むさしののみささぎ)

こちらが昭和天皇のお墓です。私は昭和50年代の生まれですが、昭和天皇の存命時のイメージを持っている最後の世代ではないでしょうか。当時は天皇陛下に「普段見ているテレビ番組は何ですか?」と質問するような記者会見がありました。そういえば崩御の際、普段のテレビ番組が全く放送されなかった事も思い出します。

大正天皇の多摩陵(読み:たまのみささぎ)は武蔵野陵よりも大きい

こちらが大正天皇の陵墓です。大正天皇の陵墓は昭和天皇の墓陵より高く、大きく作られています。陵墓全体を見るには、やや遠くから見上げるような感じになります。

次の準備が始まっていた

大正天皇の墓陵の隣、柵の向こうに整地をしているエリアがありました。前回、5年程前に訪問した時はなかったと記憶しています。

こちらが柵の向こう側の写真です。上写真奥、丘の斜面が奥行きの限界のような感じがしますが、工事中なのでまだ分かりません。念のため警備していた職員さんに聞いてみたところ、やはり次の準備を進めている最中だそうです。

昭和天皇記念館へ行く

こちらは立川の昭和記念公園にある、昭和天皇記念館です。昭和天皇が実際に乗車された車両の展示がひと際目立っています。館内は戦後の資料、展示が多かったような印象です。

個人的には戦時中の資料をもっと見たいように思いました。
館内の写真撮影は禁止されています。

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