松山城訪問記ー本丸広場にみかんジュースが出てくる蛇口がある粋な計らいー

現存天守12城シリーズ5回目は松山城

こんにちは。管理人のエスポワールです。現存天守12城シリーズの5回目は愛媛県松山城です。

愛媛県松山市にある松山城は1602年に関ケ原の戦いでの戦功により領土を与えられた加藤嘉明により築城が始まります。しかし、加藤嘉明はその後、松山城の完成前に領地転換となります。そういった意味では加藤嘉明が初代城主と言ってよいのか分からないのですが、松山城では「よしあきくん」というマスコットキャラクターが松山城を宣伝PRしています。

加藤氏の後、松山城は蒲生氏が城主となりますが跡継ぎがいないことにより、1635年以降は松平氏が城主となります。松平氏は名前の通り徳川家の親戚(いわゆる親藩)に相当しますが、松平家の統治が明治維新まで続きます。現存12天守の中で親藩による統治があるのは松山城のみです。

一般的に松山城と言えば本城のこと

実は少しややこしいのですが、現存天守12城の中には松山城が2つあります。今回の「伊予松山城」と岡山県の「備中松山城」です。

ただ、一般的には所在地が同じ名前の「松山」であることから、松山城と言えば本城のことを指し、岡山県の松山城は「備中松山城」と称されます。また、他の地域では埼玉県に「武州松山城」があります。

ロープウェイで本丸広場へ、そして天守へ向かう

こちらのロープウェイ乗り場から松山城へ向かいます。ロープウェイは片道5分程度ですが、徒歩でも20-30分程度で頂上の本丸までアクセスできます。ちなみにロープウェイは1955年から運行しています 。

こちらの写真は本丸広場で撮影した梅の花です。 梅の花が見える時期は非常に短期間のようです。

こちらが天守の写真です。写真左側が小天守と呼ばれ、天守と小天守が結ばれている建築様式を連立天守と呼ばれます。尚、1784年に天守は落雷により喪失しますが、1854年に再建されます。 天守をバックに観光客と前述のマスコットキャラクターのよしあきくんが写真撮影をしていました。

こちらが天守から見た本丸広場と松山市の市街地の写真です。遠くに石鎚山が見えました。

本丸広場にみかんジュースが出る蛇口がある

ところで、以前、「愛媛県にはみかんジュースが蛇口から出る」という都市伝説を聞いたことがあるのですが、それが都市伝説ではないことが判明しました。

こちらが証拠写真です。愛媛県に数か所あるらしいのですが、そのうちの1か所が松山城本丸広場にありました。紙コップを近くの売店で購入し、蛇口を実際にひねってミカンジュースを出すことができます 。

こちらが蛇口から出てくるみかんジュースの写真です。水圧はあまり高くありません。コップ一杯300円はジュースを飲むだけなら安くはありません。蛇口からみかんジュースを出すという体験を買ったという感じです。

こちらがみかんジュースです。中身はみかんの味が濃厚なえひめ飲料のポンジュースです。

タイトルとURLをコピーしました