現存天守12城シリーズの11回目は姫路城
こんにちは。管理人のエスポワールです。現存天守12城シリーズの11回目は兵庫県姫路城です。
兵庫県姫路市にある姫路城は南北朝時代の1346年に赤松貞範により築城されました。ただ、築城といっても砦と館だけの簡易的なもので、当時は姫山城という名前でした。現在の姫路城のような巨大な城郭は関ヶ原の戦い後に初代姫路藩主となった池田輝政の代に完成したのですが、その築城期間は1601年から8年間という長期間に及びました。
因みに、池田輝政は犬山城の城主であった池田恒興の息子です。尚、姫路城の城主は中国地方の外様大名のけん制の意味合いもあり、城主が幼少・病弱な場合はその任務遂行が困難との理由から頻繁に交代しました。結局、廃藩置県まで6氏31代が姫路城の城主を務めました。
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世界遺産の登録も納得できる日本を代表する歴史的建造物の貫禄
姫路城は1993年に法隆寺と共に日本で最初の世界遺産として登録されました。世界遺産に登録された理由は、
- その美的完成度が我が国の木造建築の最高の位置にあり、世界的にも他に類のない優れたものであること。
- 17世紀初頭の城郭建築の最盛期に、天守群を中心に、櫓、門、土塀等の建造物や石垣、堀などの土木建築物が良好に保存され、防御に工夫した日本独自の城郭の構造を最もよく示した城であること。
の2点になります。つまり、姫路城は世界が認めた日本の歴史的建造物ということになります。
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また、現存天守12城を全て訪問したことで城の紹介だけでなくそれぞれを比較することも多いのですが、天守、櫓、石垣、堀、門などのあらゆるポイントにおいて姫路城のスケールの大きさが際立ちます。法隆寺と同様に日本の世界遺産登録第一号であることに十分納得できます。
現在、国宝の彦根城と松本城が世界遺産登録へ向けての働きかけや準備をしているようです。しかし、姫路城にはない、もしくは圧倒的に凌駕する歴史的価値や文化的価値のポイントがない限り城郭建築として2例目の世界遺産登録は厳しいのではないかと思います。
姫路城天守へ行く
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こちらの写真は姫路城を南側から撮影したものです。しかし、この角度からの写真はあまり好きではありません。姫路城の奥行が感じられないからです。ただ、姫路駅方面から見える姫路城の姿はこのような感じになります。
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こちらが内堀の写真です。堀を船で周遊するツアーもあります。
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こちらは城内で最も大きな菱の門です。
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こちらが三国堀と天守の写真です。姫路城はこちらからの角度の写真が一番きれいだと思います。播磨・淡路・備前の三国の職人が作ったことから三国堀という名前となりました。
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城壁の狭間を横目に天守まで歩きます。
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こちらが天守入口です。
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こちらは天守1階にある渡櫓と天守の連結部分の扉です。小さい方の扉は刀を差したままでは通行できない大きさになっています。
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こちらが最上階から見える姫路駅方面の写真です。
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こちらが天守最上階に鎮座する刑部神社です。姫路城が建つ以前からこの土地に祀られていた神社です。
駅前のカプセルホテル、キャビンイン姫路の驚愕のサービス
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姫路ではこちらの駅前のホテルに宿泊しました。2018年8月にオープンしたこちらのホテルではチェックインの際に自分の耳を疑うようなスタッフさんの説明がありました。
「17:30から18:30まではプレミアムモルツの飲み放題のサービスがついていますので是非ご利用ください」
いままで多くのホテルに宿泊しましたがウェルカムドリンクではなく時間限定とはいえビールの飲み放題サービスは聞いたことがありません。
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こちらのサービスはカプセルホテル内に併設しているワーキングスペースで実施しています。
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結局、1時間で4杯もビールを飲んでしまいました。また、単価を高く設定したおつまみの販売はなく、外部からの持ち込みが可能です。
因みにカプセルホテルの宿泊費用は2500円でした。