浮気調査のほとんどは隠し撮り
こんにちは。管理人のエスポワールです。今回も前回に引き続き動画撮影についてまとめます。今回のテーマは「どのように撮影するか」です。
まず、探偵の動画撮影は基本的に隠し撮りです。具体的には、カメラのボディー全体を隠す場合とカメラのレンズ周りだけを手で隠す場合の2種類あります。
ボディー全体を隠す場合
カメラのボディー全体を隠す場合は、カバンの中にカメラを入れてカバンにあけた穴からレンズ部分を内側からのぞかせるような撮影をします。
このやり方は一見するとカバンの中の荷物を探しているように見えるため、撮影している様子は周囲にばれません。しかし、やはり隠し撮りする様子は不自然極まりなく、尾行相手の背中を撮影するだけなら問題ありませんが、正面に回る場合はよほど距離をとる、周囲に紛れる必要があります。
また、どのようなカバンを使い、どのように穴をあけるかは特に決まりはなく、探偵各自の工夫やセンスが要求されます。
レンズ周りだけを手で隠す場合
カメラのレンズ周りだけを隠す場合は、カメラ(ファインダー)を目の高さまで上げずに腰の位置辺りでカメラのレンズ周りを掌で覆い隠しながら指の間からレンズを向けるように撮影します。
このやり方は尾行対象者に直接レンズを向けない場合限定での撮影方法です。ボディー全体をカバンに入れるより映像は見やすいのですが、動作がかなり怪しい為、尾行対象者だけでなく他の人からも不審に思われないことが必須です。
また、レンズの周囲の銀色のふちの部分を黒く塗るなどして少しでも目立たないように工夫をします。
カメラを動かさない
続いて、撮影中の所作について解説します。具体的には録画ボタンを押してから停止させるまでの動作を解説します。
まず、基本的なことなのですが、撮影する場合カメラをしっかり持って、脇をしめる事が大事です。脇をしめる理由はカメラを動かさないようにするためです。
続いて、録画ボタンを押した直後はカメラを動かさずに心の中で「1.2.3」とカウントします。同様に録画の停止ボタンを押すときも心の中で「1.2.3」とカウントしてから停止ボタンを押します。「1.2.3」とカウントする理由は見やすい映像を残すためです。
映像の撮影に慣れていない、下手な人は良くカメラが動きます。撮影したばかりの映像をその場で見るときは気にならなくても、編集した映像を大画面で見たときは手元のブレ、カメラの動きが気になって仕方ありません。
私も最初は「映像を見ただけで酔いそうになる」のような酷評を受けましたが、カメラを動かさないということを心掛けるだけでまともな映像が撮影できます。
とにかく、カメラを動かさないことが大事です。
隠し撮りを必要としない例外
続いて、隠し撮りを必要としない例外を紹介します。それは観光地です。
観光地では周囲の観光客もカメラ撮影をしている為、カメラを堂々と構えていても全く問題がないのです。特に屋外の観光地での撮影は非常に楽です。
特に遊園地や動物園や水族館はカメラが目立たず、調査対象者のガードもゆるくなっているので非常に良い映像が撮影できます。
また、人通りが多すぎる駅周辺や路上など、隠し撮りがバレるくらいなら堂々と撮影したほうが良い場所もあります。
ただ、カメラを出すか隠すかの判断はそれぞれの探偵によってかなり意見が分かれます。私はカメラを堂々と出すことが多かったですが、周りからすると出し過ぎに思われていることが多かったようです。
実際に使用しているカメラの紹介
最後に私が実際に使用しているカメラを紹介します。
ソニー製の「HDR-CX420」です。こちらの商品の最大の特徴は軽さと小ささです。しかも同じ製品を使用している仲間も多いため、データの受け渡しやお互いに動画の確認をするときなども非常に便利なのです。
ただ、欠点は軽さと小ささにこだわりすぎた為、そして、2014年製造の為、画質のクオリティが少し落ちる点です。
次に買い換えるならば「HDR-CX420」の後継機となる「HDR-CX470」を買います。しかし、「HDR-CX470」に関しても2017年製造の為、最新ではありません。ですから、次のCXシリーズの発売まで待とうかとここ数年考えています。