探偵になりたい人のための「私の探偵事務所の入社試験の思い出」

卒業した探偵学校の探偵事務所には就職できなかった

こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は私が就職した探偵事務所の入社に至るまでのいきさつを紹介します。

ガル探偵学校を卒業後、探偵事務所を紹介されることもなく、ハローワークで求人を見つけたガルエージェンシーには履歴書を送るも無視された頃から私の探偵事務所の本格的な就職活動が始まりました。探偵の求人を見つけた経緯と面接のアポイントを取るまで、そして、面接で聞かれた内容など紹介します。

探偵事務所の求人を見つけたのは折込広告とハローワーク

私が最初に就職することになる探偵事務所の求人を見つけたのは新聞の折込広告でした。その折込広告には調査の案内・紹介だけでなく、広告の裏面が探偵の募集広告にもなっていたのでした。ちょうど探偵事務所の営業拠点を広げるべく地方都市に相談室(営業所)を開設し、それに伴い新人探偵の採用を強化しているタイミングでした。

これを見つけた私は応募を決意します。しかし、探偵学校の入学金に関して疑問点あったので、メールで問い合わせ後、返信を待ってから正式に面接の申し込みをしようと判断しました。ところが、メールで問い合わせるも、全く返信が来ません。結局、こちらの問い合わせは無視されたのでした。メールで問い合わせても返信がない以上、面接の申し込みをするのはあまり前向きになれませんでした。

続いて数週間後、今度はハローワークにて折込広告と同じ内容でその探偵事務所が求人を出していることを発見します。次も無視されたら仕方がないという気持ちでハローワークに出していた求人票をハローワークの担当者に持っていきます。

すると、ハローワークの担当者が探偵事務所へその場で電話をし、求人票に興味を持った人がいると伝えます。その後、そのまま電話を替わってもらい、履歴書に書くような内容を口頭で伝え、その場で面接日程を決めたのでした。メールで問い合わせたことは無視されましたが、ハローワークを仲介した対応は迅速でした。

探偵事務所は売り上げや宣伝にならない問い合わせに関しては無視することが多いのです。

このような対応は一般的な企業として常識に欠けていますが、大手の探偵事務所でさえこのざまなのです。探偵業界は社会的な立場の低い業界だと私は思いますが、私がそのように思う根拠はこのような常識の無さにあります。ちなみに、この時にハローワークの電話を受けたのが普段は個別の電話には対応しない事務所の代表でした。  

結局、面接で聞かれることは「仕事辛いけど大丈夫?」ということだけ

事務所の代表との面接で聞かれた内容は至って平凡でした。

  • 不定期な休日という勤務体系に問題が無いか
  • 尾行は肉体的精神的に辛いが問題ないか
  • 張り込みはもっと辛いが問題ないか

という確認だけでした。

自己紹介や志望動機、自分の長所のような聞いても無駄なことは聞かれませんでした。尚、入社後は探偵学校に入学金無償という形で入学し、卒業後に現場に出るということと、3か月間の研修期間の勤務態度によっては正社員に登用しないという説明を受けました。

面接の最後に刺青の有無を聞かれる

「最後に失礼なことをお聞きしますが、体に入れ墨がありますか」
探偵事務所の入社面接の最後の質問で、代表にこのようなことを聞かれました。

当然、入れ墨なんて入れている訳がないのですが、そのようなことを聞かれたこと自体がショックでした。別に入れ墨の有無を聞くことが人権問題に抵触しているのではないかと考えるからではなく、入れ墨を入れているような人間が採用面接に来てしまうような会社に入社したくないからでした。どんな経歴の人間が働いているのか入社前から心配になり、最後の面接の質問の後味の悪さが帰宅後も残りました。 

面接後、おそらく自分は採用されるだろうという自信はありましたが、研修生から正社員になれるかどうかは厳しく評価されるだろうと思いました。面接時間は雑談の時間も含めて10分程度でした。

研修期間3か月の後、正社員へ

その後、面接の翌日に採用の連絡を受け、研修生とはいえ無事に探偵になることができました。探偵の採用面接に至るまでは紆余曲折があり苦労しましたが、最後の面接は平凡であっさりしたものでした。そして、面接で言われた仕事の辛さは実際は想像以上でした。

研修生の時の思い出や正社員になれなかった同期との思い出に関してはまた別の機会にまとめたいと思います。

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