丸亀城訪問記ー扇の勾配と称される石垣と時価の骨付鳥ー

現存天守12城シリーズ3回目は丸亀城

こんにちは。管理人のエスポワールです。
現存天守12城シリーズの3回目は香川県丸亀城です。

香川県丸亀市にある丸亀城は配置転換や改易により、生駒氏、山崎氏、京極氏が城主となっています。それ故、丸亀城と聞いて特定の家系や藩主のイメージが湧きにくくなっています。

また、歴代藩主の中では高松藩三代目藩主の生駒正敏が一国一城令により丸亀城の廃城命令が出されたものの、城を樹木で覆い、立入禁止にすることで廃城の危機を回避しています。

丸亀城は最寄りの丸亀駅を出るとすぐにその場所を確認出来ます。丸亀城を見た第一印象は、「随分高い場所にあるな」というものでした。しかし、丸亀城の標高は66mなので極端な高所ではありませんが、標高2mの丸亀駅からの標高差を数字以上に感じたということになります。

扇の勾配と称される見事な石垣と小さい天守

現存天守12城における丸亀城の特徴は「扇の勾配」と称される独特の反りを持つ石垣です。そして、その石垣は城の麓から天守まで4重に重ねられて高さが60mに及びます。60mの高さは日本一の高さとなります。

こちらが大手門と天守の写真です。
引いたアングルの写真だと石垣の高さと重厚感が感じられます。

こちらが「扇の勾配」を分かりやすく撮影した写真です。石垣の上部ほど石垣の反りが垂直に近くなっています。算木積みという積み方で、直方体の長辺と短辺を交互に重ねて強度を増した積み方になっています。

また、2018年7月の豪雨により一部の石垣が崩壊しており、修復費用の寄付を受け付けています。寄付された方は特典として石垣が復旧するまで天守に無料で入場できます。

こちらが天守の写真です。漆喰が塗られた高さ15mの天守は現存天守12城のなかでは最小サイズになります。そして、サイズの小さな天守が高さ日本一の石垣を際立たせているように感じます。

1660年に完成した天守からは瀬戸内海、瀬戸大橋がよく見えました。

香川県に行くまで知らなかったうどん以外の名物の骨付鳥

丸亀城の訪問の後は丸亀市発祥の骨付鳥を食べます。骨付鳥とは鳥の骨付きもも肉をニンニクの効いたスパイスで味付けした料理です。

鳥肉は親鳥と若鳥の2種類あるのですがこちらは若鳥の写真です。付け合せのキャベツも骨付鳥の特徴です。個人的にはうどんよりもオリジナリティがあるもっと有名になってほしい料理だと思います。

しかし、高松市で食事をしたこちらの某店では一つ問題があったのです。

このように、なんと骨付鳥のメニューに値段の記載がないのです。結局、値段は800円でしたが少し怖い料理なのだなと感じました。

タイトルとURLをコピーしました