推理小説

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殺人者はいつやめればいいのか潮時を知らないーABC殺人事件・アガサ・クリスティーー

推理小説の世界で「女王」と言えばアガサ・クリスティーのことこんにちは。管理人のエスポワールです。今回はアガサ・クリスティーのABC殺人事件を紹介します。推理小説の世界における「女王」と言えばアガサ・クリスティーです。「女王」と称される理由は...
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探偵が解説する「ヴァン・ダインの二十則」

ヴァン・ダインの二十則とは何かこんにちは。管理人のエスポワールです。今回は「ヴァン・ダインの二十則」を紹介します。ヴァン・ダインの二十則とは推理小説作家のヴァン・ダインが推理小説として守るべきではないかと提唱したルールです。ヴァン・ダインの...
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安楽椅子探偵・ホームズは最初に女性の「袖口」に注目するー花婿の正体:コナン・ドイルー

安楽椅子探偵とは何かこんにちは。管理人のエスポワールです。今回は「花婿の正体:コナン・ドイル」を紹介します。もちろん主人公はホームズですが、本作品ではホームズは自分の部屋から一歩も外に出ていません。このような探偵を専門用語で「安楽椅子探偵」...
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人は思い詰めると周囲が見えなくなるーわが一高時代の犯罪:高木彬光ー

作品の舞台が第二次世界大戦直前の東京大学こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は1951年に発表された高木彬光の中編推理小説である「わが一高時代の犯罪」を紹介します。本作品は作者の探偵小説に登場する名探偵「神津恭介」の探偵となる以前の物...
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前近代的な風習に縛られた登場人物の悲惨な結末ー獄門島:横溝正史ー

終戦直後の前近代的な風習の残る離島が舞台 こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は1971年に発表された横溝正史の長編作品、金田一耕助シリーズの「獄門島」を紹介します。本作品は終戦直後の瀬戸内海の離島である獄門島を舞台にしています。...
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浮気調査の依頼人が調査当日に探偵に協力していただきたいことー赤毛連合:コナン・ドイルー

「シャーロキアン」へのいざない こんにちは。管理人のエスポワールです。今回はコナン・ドイルの作品から「赤毛連合」を紹介します。 本作品は短編集「シャーロックホームズの冒険」に収録されている作品です。コナン・ドイルは60作品のシャーロック...
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人間の先入観が盲点を作ることがたびたびあるー点と線:松本清張ー

時刻表トリックの誕生 こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は松本清張の作品、「点と線」を紹介します。本作品は「電車の時刻表による現場不在の証明(アリバイ)」が登場するはじめての作品です。通称「時刻表トリック」とも称されます。時刻表...
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初恋の人を探す調査が法律的にグレーで調査が難解な理由-初恋の人を探して:山村美紗ー

今はなき初恋の人探し調査こんにちは。管理人のエスポワールです。今回は山村美紗(1934-1996)の作品、『初恋の人を探して』を紹介します。こちらの作品は探偵事務所の調査員、片山由美を主人公とする、短編作品集『十二秒の誤算』に納められた第四...
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面白い推理小説に「斬新なトリック」や「意外な犯人」の要素はいらない-刺青殺人事件:高木彬光-

旅行中、高木彬光生誕地の案内板を偶然見つける こんにちは。管理人のエスポワールです。先日、青森県青森市を旅行中に、このような案内板を偶然見つけました。この辺りが推理小説作家である高木彬光の生誕地のようです。具体的には、青森市周辺の青森県...
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金田一耕助の探偵方法は「結果を論理的に分類総合して、最後に推断を下す」というやり方だそうです-本陣殺人事件:横溝正史-

推理小説創作禁止令を経て金田一耕助初登場 こんにちは。管理人のエスポワールです。今回の推理小説感想文は横溝正史の「本陣殺人事件」をとりあげます。この作品は日本を代表とする名探偵・金田一耕助が初めて作品に登場する、1946年発表の作品です。...